Biketopeとは

「大切に使う」という事を考える。

 デザインニッポンの会(略:DNA)は、デザインを「もの・こと、づくり」と広義に解釈し、クリエーションとは何か考え、探求していく場です。そして「つくられたもの・ことを大切にしよう」という活動です。

「Biketope」(ばいくとーぷ)は、エネルギー・エコロジーについてデザインを通して、考え・感じるプロジェクトです。
 社会性、公共性及びLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)とは何かを自転車というテーマで考察していきます。様々なイベントにより、"ヒト"と"モノ"との関係性をデザインという"造る"という行為を通じて見直します。ただ享受するのではなく、能動的に参加する事により、実際に触れ、話し合い、協力し合うことで、より快適な社会・環境を"デザイン"する大切さに"気が付く"ための自転車のイベントです。勿論、デザインだけではなく現在の都市交通システムにおける自転車の位置付けをより深く検証する為には国内外の自転車通の意見を聞く必要もあります。また、自転車を製造する立場の人の意見も聞き、利用者とのコミュニケーション・ツールとしてのデザインを考えたいと思います。

■Biketope(バイクトープ)のはじまり
自転車は、車に代わる新たな都市交通手段として注目されています。また、健康志向の面からもライフスタイルの一面として広く取り入れられています。
しかし同時に8,000万台日本国内にある自転車を取り巻く現在の環境は、多くの問題を含んでいます。
路上の放置自転車は歩行者の妨げとなり、回収された大量の放置自転車の処理には無駄なエネルギーが費やされています。交通ルールや歩行者を無視した横断やスピードの出し過ぎは大きな事故に繋がり、社会問題になっています。また、自転車に対する交通ルールもきちんと統一された規則が無く、自転車専用レーンも都心では皆無です。
本来なら、環境問題、エネルギー問題へも有効な手段である自転車。
この自転車を通じて、改めてマナーや交通環境はもちろん、「ものを大切にする」という意味を考えていきます。

「デザイン」つまり物を作る行為には、目的・機能・技術が伴うものです。
そして「デザインされたモノ」は、"ちょっと楽しく""ちょっと快適"な日常を私達に与えてくれるのです。 "ヒト"と"モノ"との関係性への深い理解は、家族との関係、友達との関係など共同生活をしていく上でも、この現代の地球で生活していく一人としても必要なことです。

このバイクトープでは、ご協力を頂いた各国大使館、国内外デザイナーを含めて更に広くメディアの方たちにも参加して頂く事を考えます。各国の自転車に対する試みやその環境への機能や考えを紹介するレクチャーイベントを行います。また、地域の学校や施設の協力による、ワークショップでは、都心では希薄になりがちな、子どもと両親と一緒に参加する大切な機会になります。都会だからこそ意義のあるプログラムを開催していきます。 現在考えられる多くの自転車関連企業の参加を求めて、自転車の利便性と機能をより深く検証します。